544『ニッポンの若者たち 全学連からファンキー族まで』

東京のこだま #81(在日外人の眼から特集2)
1960年10月16日放送 白黒 30分
司会■江藤淳(文芸評論家) 解説■早川元二(児童心理学者)
ゲスト■オーティス・ケーリ(同志社大学 教授/アメリカ)
    F.R.シェーファー(「ディーヴェルド」特派員/西ドイツ)
    ロベール・ギラン(「ル・モンド」特派員/フランス)
外国人が「ニッポンの若者たち」をどうとらえているか、どんな問題があるか、また、若者たちに考えてもらいたいことは何か…。

江藤淳【えとう・じゅん】
1932〜99 文芸評論家。東京工業大学および慶應義塾大学教授、日本文芸家協会理事長などを歴任。保守主義を代表する論客として知られる。著作に『漱石とその時代』『小林秀雄』ほか。
オーティス・ケーリ【Otis Cary】
1921〜2006 同志社大学文学部教授(後に名誉教授)。祖父の代から日本在住。戦時中はアメリカ海軍の通訳となり、親友のドナルド・キーンらとともに情報収集を行った。著書に『日本との対話 私の比較文化論』など。
ロベール・ギラン【Robert Guillain】
1908〜98 ジャーナリスト。1938年、アヴァス通信社特派員として来日。戦時中も日本に留まる。終戦直後、徳田球一日本共産党幹部の解放に貢献。その後「ル・モンド」紙へ移り、極東総局長などを歴任。著書に『ゾルゲの時代』『アジア特電 1937〜1985』ほか。