543『働く青少年にきく 若い根っこの会・その後』

東京のこだま #77 1960年9月18日放送 白黒 30分
司会■早川元二(児童心理学者)
インタビュー■無着成恭(明星学園 教諭)
ゲスト■加藤日出男(「若い根っこの会」会長)
    井上絹子 熊井秋子 岡田一忠 枦山高義 八子敏三
地方から上京し、住み込みで都内各地の商店や家庭で働く少年少女たちのサークル「若い根っこの会」。彼らの生活と意見をきいてみる。

早川元二【はやかわ・もとじ】
1920〜67 児童心理学者。 「社会教育」「保育の友」などの編集者を経て、法政大学講師、日本女子体育短大教授。「日本子どもを守る会」常任理事。著書に『子どもの性格づくり』『こどもとともに』など。
無着成恭【むちゃく・せいきょう】
1927年生まれ。教育者・僧侶。山形県山元村で中学教師となる。1951年、クラスの文集を纏めた『山びこ学校』がベストセラーに。その後、明星学園教諭。1964年からTBSラジオ「全国こども電話相談室」の回答者を28年間担当。
加藤日出男【かとう・ひでお】
1929年、秋田市生まれ。東京農業大学卒。1953年、集団就職で都会に出てきた青年たちのサークル「あすなろ会」を結成。1959年発足の「若い根っこの会」には、最盛期で3万2千人の会員が集まる。