542『テレビチャイルドと私たち』

東京のこだま #35(マスコミと子ども達特集9)
1959年11月29日放送 白黒 30分
司会■秋山ちえ子(評論家) 解説■羽仁進(記録映画作家)
ゲスト■波多野完治(心理学者)
母親の立場から■牧野景子 山中和子
教師の立場から■今村秀夫(目黒第十中学 教諭)
テレビの普及は子どもたちにどのような影響を与えているか。お母さん方にお集まりねがって、この問題を掘りさげてみよう。

秋山ちえ子【あきやま・ちえこ
1917年、仙台生まれ。ラジオパーソナリティ、評論家。1948年からNHKラジオ「私の見たこと、聞いたこと」のレポーターを務める。1957〜2002年、TBSラジオ「秋山ちえ子の談話室」のパーソナリティを45年間続けた。
羽仁進【はに・すすむ】
1928年、東京生まれ。1949年岩波映画製作所に入社。『教室の子供たち』(1954)、『法隆寺』(1958) などの演出で注目され、セミドキュメンタリーの長編劇映画『不良少年』(1960)でキネマ旬報のベスト・ワンに選ばれる。
波多野完治【はたの・かんじ】
1905〜2001 東京生まれ。心理学者。法政大学教授、東京女子師範学校教授、御茶の水女子大学長を歴任。著書に『文章心理学大系』『ピアジェ入門』ほか。 『十五少年漂流記』など児童文学の翻訳も行う。