松川八洲雄監督特集/Dプログラム

tancho2008-03-19

Dプログラム <生け花スペクタクル!>(計86分)
『花の迷宮〜小原豊雲の世界〜』1986年/31分
『花 いける』1990年/55分
上映日時:3月20日(祝) 15:00・22日(土) 13:00・23日(日) 17:00


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花の迷宮〜小原豊雲の世界〜
1986年/31分/カラー/DVD版(オリジナル16mm)
制作◎岩波映画製作所 企画◎小原流 プロデューサー◎高橋昭男・田村恵 
脚本・監督◎松川八洲雄 撮影◎八幡洋一 音楽◎間宮芳生
小原流三世家元・小原豊雲−幻想的な花の世界を作り出す "現代のボッシュ" を、ナレーションを排し凝視することで作品と人間に迫っていく。

[松川監督語録]
"宇宙人"の世界を記録するには私たちスタッフも又"宇宙人"に変身する必要がありました。そこでカメラマンは従来の"人間"用のレンズをマウントからはずし、徹底的に視覚をのみ信頼する豊雲氏の、そのギョロリとした目玉をお借りしてレンズにとりつけることに致しました。(映画プレスシート「ひとこと」より/1986年)

[見どころ]
「花だけが生けられる"いけばな星人"」小原豊雲氏の人物像と創作風景をSF映画のように記録する…という、初見のお客さんは必ず唖然ボーゼンとなること請け合いの一本。まあダマされたと思ってご覧ください。"宇宙ドキュメンタリー"を体験してみよう!


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花 いける
1990年/55分/カラー/DVD版(16mm)
制作◎岩波映画製作所 企画◎小原流 プロデューサー◎高橋昭男・田村恵 
脚本・監督◎松川八洲雄 撮影◎八幡洋一 音楽◎北爪道夫 
ナレーション◎江守徹
■日本固有の文化「いけ花」は、豊かで美しい自然との関わりから生れた。自然の姿が変貌しつつある今、「花をいける」ことの意味を問いなおす。

[見どころ]
小原流の発注によるいけばなシリーズ2作目は、日本人と「いけ花」とのつきあいを伝統行事などから念入りに調べ直した労作ながら、やがて現代に辿り着くと圧巻のスペクタクル場面へ!撮影の八幡洋一さんが「もうあんなことできない」と仰るイメージの爆発!川面を流れる無数の花びらに寺山修司田園に死す』を連想しちゃうアナタにお薦めします。