しまだゆきやす作品『連歌―つらなるうた―』

イメージフォーラム シネマテーク
しまだゆきやす作品『連歌―つらなるうた―』


――泣かないで、ギャッツビー。
“8ミリ映画”なんて本当の映画じゃないと思っている女性(アナタ)へ――
あなたがヨーロッパ恋愛映画ファンならぜひ観てください。

1996年7月5日(金)6日(土)17:00/19:00 7月7日(日)13:00/15:00
会場:四谷三丁目 イメージフォーラム
連歌―つらなるうた―』1993/8mm/26分
連歌2―さらにつらなるうた―』1994/8mm/24分
『トランタン(連歌30)』1995/8mm/26分

■誰にだってアンダーグラウンドカルチャーに対する不安や拒絶感があるのは当然である。しかしその手のジャンルに属するすべての作品が難解で、観る人に苦痛を強いるかといえば、けっしてそうではない。『連歌―つらなるうた―』は、イメージフォーラム付属映像研究所出身の気鋭の作家しまだやすゆきが、3年にわたって撮りつづけた、3つの短編より成る個人映画である。ヴィデオやCGを駆使したデジタル映像が全盛の90年代に、8ミリフィルムといういわば時代遅れともいえる表現手段を用いながら、ありきたりの劇映画やTVドラマには求めることのできないリアルな描写とストーリー展開、そして従来の8ミリ映像のイメージをくつがえす、まるでヨーロッパ映画を思わせる重厚な美しさをもった、映画ファンなら誰もが楽しめる作品に仕上げられている。【上映時間:1時間16分】