IMAGE RINGS vol.21 ANIMATION/ヴィジュアル系

tancho0101-01-26

vol.21 IMAGE RINGS ANIMATION/ヴィジュアル系


お母様。
私、また悪戯(おいた)をしてしまいました……

1999年3月19日(金)20日(土)21日(日)
12:00/15:00/18:00
会場:新宿Fu- 料金:前売800円/当日1,000円
木村英樹『H.H』1998/VIDEO/3分
岩槻育子『SEEDLING』1992/VIDEO/12分
守田法子『女郎花抄』1996/16mm/5分
浅野優子『螺旋迷宮』1982/16mm/4分
浅野優子『爬虫類』1987/16mm/5分
浅野優子『蟻の生活』1994/16mm/14分
中村景子『ベティとペイニーペンギン』1995/VIDEO/12分
清水真理『STRANGE LOVE』1999/VIDEO/20分
※ライヴパフォーマンス(ELECTRIC NOISE SOUND演奏)付き上映の回あり
 performed by 石川雷太(Erehwon)+昼間光城(metamict)
ミサイル堂『NIPPONIA交響曲』1999/VIDEO/20分
寺嶋真里『夢のとりで』1991/16mm/20分
寺嶋真里『椿姫』1998/16mm/30分
協力:イメージフォーラム

■お待ちかねの「自主制作アニメーション特集」……といってもイメージリングスの場合、一味違ったものになるのはあたりまえ。キーワードは“ヴィジュアル系”!――歌うために着飾るのか、音楽は美しさの添え物なのか、最近のヴィジュアル系バンドブームを語るのに「耽美・唯美」といった言葉は欠かせない。美しさに溺れ、美しさのみを信じる彼らの刹那的な美貌は、ボクたちに甘くて危険な罠を仕掛けてくる。
■けれど、現実には美しい花もやがては枯れるし、汚れを知らない少女さえ大人になって凡庸な女となる。はかない美しさをこの世にとどめるための巧妙な装置が「お人形」だとするなら、それに神のごとく生命を吹き込み、アーティフィシャルな永遠の愛を叶えるのが、アニメーション作家たちの特権なのである。とりわけ女性作家には男性とは違ったエロチシズムへの探求があるのだ。
イメージリングス・しまだゆきやす)