050『選ばれた乳酸菌』

1965年/18分/カラー/制作:東京シネマ/
企画:ヤクルト/プロデューサー:岡田桑三
監督・撮影:小林米作/共同監督:渡辺正己/脚本:吉見泰/
撮影:武田純一郎・小林正徳・高岡成好・長谷川高久・平福貞文/
音楽:一柳慧/解説:城達也
人間の腸の中で整腸の働きをする乳酸菌に着目して、この
細菌を中心に悪性の細菌との関係、腸の細胞との関係などを
顕微鏡微速度撮影を駆使して追求します。科学者は、この
細菌を人為淘汰して乳酸菌シロタ株を育てました。これを
大量に腸におくりこんで、腸の健康を守ろうという試みが
成功したのです。

小林米作【こばやし・よねさく】
1905年新潟県中頸城郡小須戸町生まれ。北海道旭川の叔父の写真館で働いた後、1923年スマトラコダック社に就職し映画の撮影・現像技術を習得。1935年帰国、十字屋文化映画部に入社し教育映画の撮影に従事。戦時統合で日本映画社に移籍し1942年報道班員としてジャカルタ製作所に赴任。戦後日映に復帰、1955年東京シネマに移籍し『ミクロの世界』(1958)などの優れた顕微鏡微速度撮影で内外の映画賞を受賞する。1966年ヨネプロダクションを設立、主に医学映画を多数製作する。100歳の誕生日を迎えた後の2005年11月7日逝去。
主な作品:動物の冬越(撮影/1939)食用蛙(撮影/1941)ヒズブラ(1942)生きているパン(撮影/1948)稲の一生(撮影/1950)結核の生態(撮影/1952)ビール誕生(撮影/1954)ミクロの世界-結核菌を追って-(撮影/1958)マリン・スノー-石油の起源-(撮影/1960)パルスの世界-エレクトロニクスと生体と-(1962)生命誕生(撮影/1963)選ばれた乳酸菌(1965)気道のいとなみ(1967)ミクロ・ハンター(1970)感染と防禦(1972)炎症とライソゾーム(製作/1974)命と血管(1981)THE BONE(1982)体を守るマクロファジー(1986)骨折-治癒の記録-(製作/1991)


ヨネプロダクションHP http://www.yoneproduction.jp/
サービス提供終了のお知らせ
サービス提供終了のお知らせ(Atelier Manuke)


東京シネマ新社HP(http://tokyocinema.net/)で
『生命誕生』(1963)などのストリーミング動画を公開中!!