049『生きているパン』

(※写真)1948年/18分/白黒/制作:日本映画社/
プロデューサー:石本統吉/監督:奥山大六郎/
原作:太田仁吉/撮影:小林米作
イースト菌の働きを顕微鏡と微速度撮影で捉え、戦後食糧難
の時代に興味深く観られた。美しいミクロ撮影で知られる
小林米作氏は今年7月15日に満100歳の誕生日を迎えた。

奥山大六郎【おくやま・だいろくろう】
1917年秋田県湯沢市生まれ。日大専門部芸術科卒業後、1938年十字屋文化映画部に入社して太田仁吉に師事。1941年戦時統合で日本映画社に移籍。1952年日映科学映画製作所の創設に参加し1972年まで在籍した。1981年逝去。
主な作品:細菌物語・病原体篇(1941)山西の土地と民(1942)航空事故防止・設備篇(1945)広島・長崎における原子爆弾の効果(生物班/1946)魚の愛情(1947)生きているパン(1948)細菌物語-生への闘い-(1950)結核の生態(1952)結核と化学療法(1953)刃物のはたらき(1954)W.G型蒸気機関車(1955)結核と闘う(1956)結核と睡眠(1957)受胎の神秘(1958)ピアノへの招待(1959)人体生理シリーズ(1960)雪にいどむ(1961)明日への日本(1962)結核を探る(1963)神経因性膀胱(1964)進展する火力発電プラント(1965)老化と老年病(1966)脳卒中の鑑別診断(1967)血行動態とカピラン(1968)喜入基地(1969)日立圧延機(1970)黎明-福島原子力発電所建設記録-(1971)現代の不安 デプレッション(1972)家庭マッサージと健康体操(1974)ソレタンシュ工法(1975)ホテルパーク・みなと館(1976)広池千九郎博士とモラロジー(1977)みのりある努力(1979)
『雪にいどむ』(1961)収録↓