アンダーグラウンド・フィルムの金鉱

イメージリングス presents
アンダーグラウンド・フィルムの金鉱」
作家でたどる70年代/80年代〜映像のモダン/ポストモダン

2006年11月23日(木/祝)〜25日(土)
会場:小川町 neoneo坐 1プロ1,200円/3プロ3,000円
2006年12月2日(土)〜4日(月)
会場:大阪・PLANET studyo+1


▼11月23日 15:00〜 Aプロ 中村雅信作品集(計74分)
『美しい日々』1970/8mm/10分
『ANOTHER LIFE』1976/16mm/11分
『ROOM』1976/8mm/17分
『SPRING HAS COME』1977/16mm/18分
『わたしにみぢかなくうきょ』1994/8mm/18分
▼11月23日 17:00〜 Bプロ 中村雅信作品集2(計80分)
『奇病1』1977/16mm/3分
『奇病2』1977/16mm/5分
『a quiet day』1977/16mm/15分
『記念写真』1978/16mm/3分
『SUMMER IS GONE』1978/16mm/30分
『兆』1988/16mm/13分
『飛画』1989/16mm/11分
上映後、女池充(映画監督) × 中村雅信 トーク
▼11月23日 19:30〜 Cプロ 中村雅信作品集3(計74分)
『SO HARD FEELINGS』1991/VIDEO/18分
『わたしにひろがるくうきょ』1995/VIDEO/20分
『Water Side』1996/VIDEO/15分
『記憶の亡霊』1997/VIDEO/21分
▼11月24日 19:30〜 Dプロ 中島崇作品集(計63分)
『南岸沿』1971/8mm/3分
『サンセット』1972/8mm/7分
『セスナ』1974/8mm/20分
『UP-STAIRS』1979/8mm/10分
『7つのサイン』1979/8mm/17分
『捜査』1984/8mm/3分
『埋もれた話』2003/VIDEO/10分
上映後、会田誠(現代美術家) × 岡田裕子(画家) × 中島崇 トーク
▼11月25日 15:00〜 Eプロ 居田伊佐雄作品集1(計59分)
『Far from the explosive form of fruit』1972/8mm/8分
『マリリン・マグダリーン』1972/8mm/9分
『オランダ人の写真』1976/16mm/7分
『子午線通過』1977/16mm/5分
『ハンマー』1977/16mm/6分
『エコー』1982/16mm/9分
『影踏み』1983/16mm/15分
▼11月25日 17:00〜 Fプロ 居田伊佐雄作品集2(計64分)
『地球の石』1986/8mm/36分
『星の巣』1987/16mm/15分
『大きな石小さな夜』1991/8mm→VIDEO/13分
上映後、いまおかしんじ(映画監督) × 居田伊佐雄 トーク
▼11月25日 19:30〜 Gプロ 参考上映〜革命への情熱の追憶
中村雅信『猥雑』1969/8mm/16分
中村雅信『原景の配当』1984/16mm/22分
しまだゆきやす『中村雅信という奇病』2006/VIDEO/31分

この〈アンダーグラウンド・フィルムの金鉱〉で取り上げる映像作家たち〜中村雅信(1949年生まれ)、中島崇(1951年生まれ)、居田伊佐雄(1953年)〜は、作風と方向性はそれぞれ違いますが、いずれも全共闘世代に属してます。もちろん、世代に属しているだけで、運動そのものに肯定的に関わったか、否定的に関わったか、それともまったく無視を決め込んだかは、それぞれの問題なのですが、「実験映画」という、前衛的な映像表現をスタイルに持っているという点で、作家的共通項を持っています。
「実験映画」は、「脱ストーリー」「抽象性」「象徴性」「物質性」「シュールレアリスムス」「ポップ性」などの属性を有しますが、どうやらそれは「時代性」と強く結びついていたのではないか? そして、それは「現在の私たち」にとってどういう意味を持っているのでしょうか。
個性的な作品と、多彩なゲストとのトークセッションを通じて、それらのテーマを考え、楽しんでみたいと思います。
(企画担当:イメージリングス・しまだゆきやす)