IMAGE RINGS vol.11 少女という名の受難

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vol.11 少女という名の受難


地獄に堕ちても、ずっとなかよし。

1997年7月18日(金)19日(土)20日(日)
13:00/16:00/19:00
会場:新宿Fu- 料金:前売800円/当日1,000円
矢口史靖『雨女』1990/8mm/72分
原田浩『少女椿<予告編>』1994/VIDEO/2'30"
井口昇『クルシメさん』1997/VIDEO/54分
協力:シネマトレイン
(宣伝協力:WIZ、スタジオ エース プロ モデル:新井亜樹唯野未歩子

■これまで8ミリフィルムによる個人映画『わびしゃび』(89年)や、劇団<大人計画>の番外公演『赤い給食』(96年)などで、修羅道に落ちた少女の苦悶を描きながら、同時に切ない愛情のまなざしを向けてきた“怪優”井口昇が、いよいよ本格的な劇映画制作に着手した。その第一弾が『クルシメさん』である。
■同時上映の『雨女』は、監督デビュー作『裸足のピクニック』(92年)以来、その飄々とした風貌とは裏腹に、一貫して少女を奈落の底に突き落とす物語を撮り続けてきた矢口史靖の、原点ともいうべき8ミリ作品である。どんな不幸に出会っても絶望なんかしない「少女という生き物」の図太さが、オフビートの魅力たっぷりに描かれている。
■もうひとつの少女受難劇である『少女椿』は、現在ファンの熱い願いも空しく、上映を封印されたまま禁断のアニメと化している。いつの日かミドリちゃんと再会できることを願って、今回は<予告篇>のみを上映します。
イメージリングス・しまだゆきやす)