574『あやまち ―純潔教育のために―』

1955年/26分/白黒 制作■富士映画 企画■全国視聴覚教育連盟
中央児童福祉審議会委員・青少年映画委員会 委員長 高島巌 著「美の倫理」より
構成・演出■東隆史 撮影■高野芳明 出演■劇団キューピット ほか
純潔教育により青少年を正しく導こうとする教育映画。性への秘密感から起こる問題を少なくしようと訴える。

東隆史【あずま・たかし】
1901年、岡山県撫川町(現・岡山市北区)生まれ。県立商業専攻部卒業後、三菱商事勤務を経て阪妻プロ太秦撮影所に入り、志波西果に師事する。1929年、阪東妻三郎主演『裏切り義十郎』で監督昇進。以後、千葉県谷津に新たに設立された関東撮影所で『洛陽餓ゆ』(1931)、『燃える富士』(1933)などを発表。その後は日大芸術学課映画科での製作指導を手がけたほか、理研科学映画、富士映画などで短編作品を演出。
[主な作品]
1929:裏切り義十郎 1931:洛陽餓ゆ 1932:神変麝香猫 1933:燃える富士 1934:文政剣花陣 野狐三次 1938:沈みゆく小河内村[製作指導] 1940:飛騨の白川村[製作指導] 1944:將校生徒の手記 陸軍豫科士官學校 1947:ぼくらの巣箱 1950:竜眼島の秘密 1952:水は生きている 1955:あやまち 1956:植物と害虫 1959:幼児のまね[製作] 1960:軟らかいX線[製作] 1961:強い風[製作]