533『フィルム交響詩 舟へ帰る子どもたち ―都立水上小学校の夏休み―』

東京のこだま NO.70 1960年頃/27分/白黒
制作■NET(日本教育テレビ) 社会教養課 提供■東京都教育庁
構成■東松照明多木浩二
水上生活者の子どもたちは、深川の全寮制の小学校で勉強している。
夏休みにわが家に帰っていった子どもたちの生活をスケッチする。
 
 

東松照明【とうまつ・しょうめい】 1930-2012
写真家。愛知県生まれ。1954年愛知大学経済学部卒。岩波写真文庫のスタッフを経て1956年に独立。1959年に奈良原一高細江英公と写真家集団「VIVO」を設立。1961年に長崎を取材し、土門拳と共著で『hiroshima-nagasaki document 1961』を発表。1972年より沖縄に移住(1998年には長崎に移り、2010年から再び沖縄へ)。1975年『太陽の鉛筆』を発表。1995年に紫綬褒章受賞。沖縄ではワークショップなども多数行い、多くの写真家を育てた。

多木浩二【たき・こうじ】 1928-2011
批評家・思想家。兵庫県神戸市生まれ。東京大学文学部美学科卒。1960年代より美術のみならず、哲学や政治、歴史と幅広い領域を横断しながら執筆活動を行う。『日本近現代美術史事典』(2007)の監修を務めるほか、とりわけ写真においては、中平卓馬らとの同人誌「PROVOKE プロヴォーク」(1968-69)の創刊や『日本写真史 1840-1945』(1971)の編集に携わり、重要な評論を数多く残す。建築においても季刊誌「10+1」(1994-2008)の編集に関わるなど多数の文献を執筆。『生きられた家』(1976)『眼の隠喩』(1982)『戦争論』(1999)『雑学者の夢』(2004)など多くの著作、共著を残した。

映像の歴史哲学

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