上映予定(2011年6月〜9月)


6月23日(木) 19:30〜 (111)原子力特集 その1―平和利用を夢みて―
7月21日(木) 19:30〜 (112)原子力特集 その2―オイルショックの影―
8月25日(木) 19:30〜 (113)原子力特集 その3―安全神話への道―
9月22日(木) 19:30〜 (114)原子力特集 その4―原発列島にっぽん―

(111)原子力特集 その1―平和利用を夢みて―
6月23日(木) 19:30〜21:45 4本立・計120分


『原子と原子力
1959年/24分/白黒 
制作:東映教育映画部/企画:赤川孝一・高橋成知/脚本・監督:前田一/動画制作:東映動画/撮影:安藤八郎・佐倉紀行/監修:有馬朗人(東京大学理学研究所)
あらゆる物質をつくる大元である原子、またこれから石油や石炭にとってかわるであろう原子力について、アニメーションを交えながら解説し、理解を深める。
アイソトープの利用―日本の原子力1959年―』
1960年/33分/カラー 
制作:新理研映画/企画:科学技術庁原子力研究所/プロデューサー:小山誠治/脚本・監督:岩堀喜久男/撮影:香西豊太
全国の研究者により様々な成果が発表されているアイソトープこそ、原子力平和利用の最も身近な分野であることが実証された。
『新日本海時代』
1971年/33分/カラー 
制作:岩波映画製作所/企画:北陸電力/プロデューサー:高橋宏暢/企画:吉原順平/監督:征矢茂/脚本:土門鉄郎/撮影:小村静夫/音楽:三木稔/語り:和田篤
豊富な電力が富山新港コンビナートを誕生させた。一方、北陸の新時代は農村の姿を変えていく。そして今、能登原子力発電所が建設されようとしている。新しい地域づくり、明日の北陸の可能性を探っていく。
岩礁に築く発電所伊方原子力発電所建設記録―』
1975年/30分/カラー 
作:シネ・ドキュメント/企画:四国電力/製作・脚本・監督:樋口源一郎/撮影:奥村祐治・二瓶直衛ほか/音楽:小杉太一郎/語り:和田篤
1970年、岩盤など自然環境の調査開始。1972年、起工式。1977年4月完成をめざして、愛媛県伊方町で進められている工事の模様を、原子炉格納容器組み立ての段階まで、「技術」の面から追う。

(112)原子力特集 その2―オイルショックの影―
7月21日(木) 19:30〜21:45 4本立・計112分


『明日をになうエネルギー―原子力発電のおはなし―』
1974年/20分/カラー 
制作:鹿島映画/企画:九州電力/プロデューサー:岩佐氏寿・石田昭夫/脚本・監督:秦康夫/撮影:金子慈夫/アニメーション:河原動画制作室/選曲:東京BGM/語り:岩崎直子
原子力発電の基礎知識として、原子爆弾との違いや、原子力発電のしくみ、放射線などを、アニメーションや実際の原子力発電所でやさしく解説する。
『核燃料の魔術』
1975年/27分/カラー 
制作:東映教育映画部/企画:科学技術庁/プロデューサー:布村建/脚本・監督:藤本孝明/撮影:川崎龍彦
原子と原子力についての基礎的な問題を、アニメーションや人間をモデルにしてわかりやすく描く。原子炉のしくみや、ウラン資源の有効な利用を可能にする高速増殖炉の原理などについても説明する。
『地上の太陽をもとめて―私たちと原子力―』
1976年/30分/カラー 
制作:日経映画社/企画:日本経済教育センター*1/プロデューサー:山本彰伸/脚本・監督:山添哲/撮影:守部甫
ラジオ・アイソトープの医学利用、核分裂反応による原子力発電、プルトニウム利用による原子炉、核融合反応による原子力…これらを通して、開発の歴史、最新技術の開発のあり方を描く。
『21世紀へつなぐ―エネルギー源の多様化をめざして―』
1979年/35分/カラー 
制作:岩波映画製作所/企画:電源開発/プロデューサー:内田収/脚本・監督:山内登貴夫/撮影:成瀬慎一/音楽:宮崎尚志
オイルショック後、石油供給は不安定な状態が続いている。石炭の見直し(火力発電)、揚水式発電、原子力発電、太陽エネルギーの利用、地熱発電など、電力の安定供給をめざす国策会社の電源開発の活動の模様を紹介する。

(113)原子力特集 その3―安全神話への道―
8月25日(木) 19:30〜21:40 3本立・計106分


原子力発電とその安全性』
1981年/29分/カラー 
制作:鹿島映画/企画:日本経済教育センター/プロデューサー:津山溶々・井上祐吉/脚本・監督:小西としひろ・竹内秀明/撮影:大鹿隆一郎
私たちの豊かな社会を支えるエネルギー資源・石油は、20世紀の終わり頃から生産が減り始め、これからは原子力発電の開発に頼らざるを得ないという見方もある。一連の事故なども起こり、原子力発電に対する不安の声もきかれる昨今、原子力発電は安全という見地から、そのしくみや装置などについて説明する。
原子力発電 仕組みと安全性―エネルギー安定確保のために―』
1989年/28分/カラー 
制作:英映画社/企画:日本経済教育センター/プロデューサー:宮下英一/脚本・監督:北條美樹/撮影:小林治
現在わが国では35基の原子力発電所が稼働しており、出力は総発電量の1/3を占めている。その必要性、安全性については論議が多いが、安全の基本は核分裂によって生じる放射性物質をいかに発電所外に出さないかにつきると述べる。
原発はいま』
1982年/49分/カラー 
制作:映像集団「8の会」/企画:全日本運輸一般労働組合関西地区生コン支部*2/監督:近江道行/撮影:原博司
「第三の火」と呼ばれた原子力。そのエネルギー源としての未来はバラ色であろうか。原子力発電の安全神話は、スリーマイル島敦賀原発事故によって脆くも崩れた。その原発を支えている「被曝要員」と呼ばれる下請け労働者たち…。匿名の証言、極秘資料、隠し撮りなどによって、彼らの恐るべき労働実態を明らかにしてゆく。

(114)原子力特集 その4―原発列島にっぽん―
9月22日(木) 19:30〜21:45 5本立・計115分


『美浜のあけぼの―美浜原子力発電所建設記録・前編―』
1969年/20分/カラー 
制作:日本映画新社/企画:関西電力/プロデューサー:渡辺武仁/監督:山添哲/脚本:大沼鉄郎/撮影:中村誠二・坂崎武彦/選曲:染谷欣吾/語り:城達也
日本の電力需要は加速度的増加を示し、10年後には2倍以上になるだろう。安定した電力を求めて美浜に建設される総出力84万キロワットの原子力発電所の建設過程を描く。20世紀の科学の粋を集めて、新しい原子の電力が生まれる。
『よみがえる砂丘 総集篇』
1985年/28分/カラー 
制作:日本映画新社/企画:東京電力/プロデューサー:中島康勝/脚本・監督:千原卓司/撮影:久保田重幸/編集:白井正己/語り:槇大輔
1985年秋、新潟県柏崎市刈羽村にまたがる丘陵地帯に、原子力発電所の1号機が完成した。事前環境調査から工事の各過程を経て、110万キロワットの営業運転に至るまでの巨大プロジェクトの全貌を伝える。
『北薩に築く―川内原子力発電所建設記録・総集編―』
1985年/29分/カラー 
制作:RKB映画社/企画:九州電力/プロデューサー:柴田和男/脚本・監督:鶴岡進/撮影:緒方靖/編集:野崎健輔/語り:江藤茂利
鹿児島県の北西部に位置する、北薩の政経・交通・文化の中心地、川内(せんだい)。川内川の河口近くに、九州第二の原子力発電所が建設された。地域の環境保全対策、地元との協議、地質調査から始まり、工事の各過程を経て、完成までを記録する。
『アキラ君の夢』
1990年/18分/カラー 
制作:岩波映画製作所/企画:東京電力/プロデューサー:福島継一/脚本・監督:山田博之/撮影:田島正晴
アキラ君は夢の中で電気の精に案内され、先生にそっくりの博士から電気の起こるしくみを教えてもらいながら、火力・水力・原子力発電所の現場を訪れる。また、太陽光・風力・潮力・波力など未来の発電についても知る。
『日立は今―技術は連携する―』
1994年/20分/カラー 
制作:イメージサイエンス/企画:日立製作所/プロデューサー:伊藤公夫/脚本・監督:牧口光郎/撮影:坂田祐次
水質保全原子力発電、地域冷暖房システム、光通信や、マイクロコンピューターなど、多岐にわたる高度な専門技術を有機的に結びつけ、科学と技術の連携によって生活の向上をはかる日立の活動を、技術的側面から描く。


上映協力◎東京都立多摩図書館
http://www.library.metro.tokyo.jp/14/index.html

*1:内閣府所管の財団法人 http://www.keikyo-center.or.jp/

*2:現・連帯ユニオン関西地区生コン支部 http://www.kannama.com/index-2.html