【お知らせ】2009年の上映予定

1/14(水) 20:00〜 (81) 書の巻
1/28(水) 20:00〜 (82) 鬼の巻
2/11(祝) 14:00〜 (83) 寺山の巻
2/25(水) 20:00〜 (84) 大工の巻
3/11(水) 20:00〜 (85) マスコミの巻
3/25(水) 20:00〜 (86) 首都の巻

(81)書の巻 1月14日(水) 20:00〜
新春書き初め4本立(計103分)


日本の書
1972 年/20分/カラー
制作:日映科学映画製作所 企画:東京国立博物館 プロデューサー:片田計一 監督:中村麟子 脚本:藤原智子 撮影:高山富雄
白い紙に一瞬一瞬黒い墨の粧をのこしていく修正不可能の行為。自己を表現していくことのきびしさ、そこから「書は心」と云われる。「日本の書」の歴史をふりかえり、日本人がつくりあげた「書の美しさと心」を今日の中によみがえらせる。


正しく 速く 美しく―楷書から行書へ―
1979年/20分/カラー
制作:毎日映画社 企画:文部省 プロデューサー:岸野恵昭 脚本・監督:佐久間のぶ 撮影:和田景彬
小学校から楷書を学んできた子供たちは、中学校で初めて行書という新しい書体を知ることになる。そこで、行書の特徴とは何かを具体的に解説する。また、実際の運筆指導を通じて書き方の基本も学び取ることができる。


篆刻・刻字―生活書の学習のために―
1976 年/22分/カラー
制作:岩波映画製作所 プロデューサー:田村勝志 脚本・監督:羽田澄子 撮影:西尾清 音楽:三木稔
篆刻・刻字の技法と製作過程をとらえながら、これらは彫りによる美しさを加えた書であることを描くとともに、生活の中にはいろいろな方法で表現された書があることを説明していく。



1974 年/41分/カラー
制作:戸田プロダクション 製作・脚本・監督:戸田金作 撮影:安本淳
書とは何か。書と用具(筆・墨・硯・紙)との関わり方、書が表装されて鑑賞に供せられるまでなど、書のすべてをわかりやすく解説する。

(82)鬼の巻 1月28日(水) 20:00〜
手のなる方へ5本立(118分)


泣いた赤おに
1964年/18分/カラー
制作:学研映画 製作:原正次 制作担当:森下博美 原作:浜田廣介 脚本・監督:神保まつえ 撮影:相原康雄・矢萩和己 人形アニメーション和田京子(赤鬼)・飯田純子(青鬼) 人形製作:佐々木章 美術;酒向満 童画:長島克夫 作曲:斎藤高順
人間の子と友達になりたいという赤鬼の望みをかなえるために、親友の青鬼はすすんで悪者になる…。青鬼の心情を通して、友達への思いやりを描く人形アニメーション


子鬼の祭
1961年/11分/カラー
制作:電通映画社(現・電通テック)+東京中央人形劇場 製作:池田永造・小畑敏一・庄司洵 企画:石川孝寿 脚本・監督:高橋克雄 脚本:田中喜次 撮影:高山弥七郎 美術:上田悌三 音楽:若山浩一 語り:七尾怜子
一人ぼっちの子鬼が村祭のおはやしに誘われて村にやってくる。子鬼は村の子どもたちと仲よく遊びたいが、鬼の子としてこわがられてしまい…。人形劇の一部にアニメーションを使用。



1972年/8分/カラー
制作:川本プロダクション 原作:今昔物語より 脚本・監督:川本喜八郎 撮影:吉岡謙・田村実 
美術:壬生露彦・中川涼 人形アニメーション川本喜八郎 作曲・演奏・三味線:鶴澤清治 尺八:山口五郎 録音:伊藤一男 編集:園尚子
「今昔物語」の一説話を川本喜八郎人形アニメーションで描く。ある夜、病気の母を家に残し、猟師の兄弟は山へ鹿ワナを仕掛けに出かけた。鹿を待っていると、突然あやしい腕が現われて、弟をとって食べようとする…。


鬼がくれ山のソバの花
1980年/23分/カラー 制作:電通映画社+エコー 企画:貯蓄増強中央委員会 プロデューサー:西尾豊 脚本・監督:岡本忠成 脚本:東川洋子・永倉君平 撮影:田村実
鬼がくれ山に住む赤鬼は、腹が減ると麓の村に下りてきて、村人たちが飢饉に備えて貯えたソバを食べてしまう。村の少女・おシノは、鬼に自分でソバを育てることを教えて…。額に汗して働くことの大切さを訴える。


鬼すべ
1983年/58分/カラー
制作:RKB映画社 企画:太宰府天満宮顕彰会 プロデューサー:成富泰通 脚本・監督:野崎健輔 撮影:RKB映画社撮影班 音楽:野々宮洋 ナレーション:水野雅央
1月7日、太宰府天満宮追儺祭の夜に氏子集団が繰り広げる演劇的な鬼すべ神事を記録する。祭具の製作・準備から本番での鬼・鬼係、警護、松明係、すべ手各演者集団の役割、祭場への集結、鬼すべ堂の壮烈な戦いと興奮などを、9台のカメラで余すところなく収録。

(83) 寺山の巻 2月11日(水・祝) 14:00〜
※祝日昼間の上映になります
書を捨てよ町へ出よう2本立(計112分)


はだかの王様
1965年/58分/カラー
制作:日生劇場映画部 アンデルセンの童話より 脚色:寺山修司 監督:高橋典 撮影:アン・スンミン 舞台構成・演出:浅利慶太 作曲:いずみたく
1964年にスタートした「ニッセイ名作劇場」の第1回公演、劇団四季によるミュージカルの舞台を映画化。ハンス・クリスチャン・アンデルセンの童話を、若き日の寺山修司が脚色した。


イワンのばか
1967年/54分/カラー
制作:日生劇場映画部 原作:トルストイ 脚色:寺山修司 監督:吉村公三郎 撮影:アン・スンミン
1966年公演の第3回「ニッセイ名作劇場」、劇団四季によるミュージカルの舞台を映画化。イワンは底抜けに明るい百姓だが、ある日、悪魔が悪だくみをもってやってくる…。

(84) 大工の巻 2月25日(水) 20:00〜
日本のカーペンターズ5本立(113分)


東京の古建築
1977年/25分/カラー
制作:日本記録映画作家協会+東京を記録する会 企画:東京都教育庁文化課 監督:山本升良 脚本:徳永瑞夫
寺、城門、民家、江戸期の建築技術・道具、明治期の洋風建築(ニコライ堂、旧日銀本店など)、農村舞台(にのみや歌舞伎)などを紹介。


大工道具―その技と心―
1984年/23分/カラー
制作:日本映画新社 企画:竹中工務店 プロデューサー:谷川正幸 脚本・監督:山田哲夫 撮影:高比良昇
1984年、神戸に「竹中大工道具館」が開館した。同館に収集・保存されている大工道具の数々を見ながら、日本の建築をつくりあげてきた大工と、その技を授けた大工道具、道具鍛冶の技術と精神を描く。


木やり真棒地形―浅草寺五重塔着工式―
1970年/14分/カラー
制作:理研映画 企画:清水建設 プロデューサー:合津進 脚本・監督:広瀬涼二 撮影:岡進明
木やり真棒地形とは、江戸時代の大工事の着工式に町火消によって行われた儀式である。昭和45年10月、浅草寺五重塔再建にあたり、江戸消防記念会の人々によって再現された。


建築塗装の世界―漆塗り技法・松村秀夫―
(1,000万人の話題 No.465)
1994年/5分/カラー/制作:東京都映画協会
全国建築塗装技能大会日本一の栄誉に輝く松村さんの仕事を紹介する。彼が目指すのは、工場では作り出せない手づくり塗装の復活であり、人々の感性に訴える深みのあるインテリジェント塗装へのチャレンジである。


木組・銅葺・漆喰壁―愛染院本堂建立記録―
1981年/46分/カラー
製作・脚本・監督・撮影:堤哲朗
伝統的な木造寺院の建築は極めて少なくなった。東京・練馬の練月山愛染院本堂建立の過程から、昔ながらの木組や銅葺・漆喰壁に取り組んだ市井の匠たちの技と巧みを克明にとらえる。

(85)マスコミの巻 3月11日(水) 20:00〜
ペンは剣より強し3本立(計115分)


ページの向こうに広がる世界
1981年/28分/カラー
制作:電通映画社 企画:集英社 プロデューサー:田辺洋 脚本・監督:藤久真彦 撮影:瀬川順一・藤田国雄
定期刊行物から全集、単行本まで、時代の文化の担い手として活動してきた集英社の歩みを描く。二つの時代の学生の下宿部屋の変化から、過去の出来ごとを振り返っていく。


報道マスコミと真実
1966年/24分/白黒
制作:東映教育映画部 脚本・監督:榊原武男 撮影:村山和雄
現代の私達の生活にとって、報道マスコミは欠かすことができないが、報道する側にもいろいろな問題がある。そこで、マスコミの実態や事実性を解明し、いかなる態度で報道に接したらよいかを描く。


ある出版社 五十年
1963年/63分/カラー
制作:岩波映画製作所 企画:岩波書店 プロデューサー:小口禎三・坊野貞男 構成:羽仁進・高村武次・吉原順平・伊勢長之助 撮影:藤瀬季彦・坂爪栄雄・西尾清 作曲:三善晃 ナレーション:宇野重吉
大正、昭和の五十年の時代の流れを背景に、出版界の巨峰・岩波書店の歴史を回顧する。

(86)首都の巻 3月25日(水) 20:00〜
東京ワッショイ4本立(114分)


未来都市を創る―世界都市博覧会に向けて―
(1,000万人の話題 No.462)
1994年/5分/カラー 制作:東京都映画協会
世界都市博覧会」のメイン会場となる東京テレポートタウンの建設が進むお台場。国際展示場やテレコムセンターなどの建設や、都心と会場を結ぶ新交通機関ゆりかもめ」を紹介。


東京一千百万
1968年/39分/カラー
制作:理研映画 企画:東京都 脚本・監督:西江孝之 撮影:岸寛身
高層ビルの林立、伸びゆく高速道路は世界一のマンモス都市・東京の象徴である。だがそこには、住宅・交通・公害などの都市問題が山積している。東京誕生100年、今日の姿を四季を通じて描く。


第二の都心 新宿
1960年頃/10分/白黒 制作:東京都映画協会
人口増加に悩む東京の第二の都心としてクローズアップされた新宿の現状と、完成後の未来図を紹介する。


首都東京
1964年/60分/カラー
制作:記録映画社 企画:三菱銀行 
監督:上野耕三 脚本:古川良範 撮影:前田実・金山富男
江戸時代からの四百年の伝統の上に、政治経済、文化、交通の中枢として巨大な生命力を発揮する東京の過去・現在・未来を紹介していく。修学旅行前の教材として広く活用された作品。


上映協力◎東京都立日比谷図書館

【お知らせ】
これまで300本以上の作品を貸し出してくださった東京都立日比谷図書館が2009年4月1日から休館し、所蔵されている約9,000本の16ミリフィルムは東京都立多摩図書館立川市)に移管されるとの発表がありました。
http://www.library.metro.tokyo.jp/13/
これに伴い「短篇調査団」も4月以降は形態を変える予定です。
皆さまからのリクエストもお聞かせいただければと考えております。
今後とも宜しくお願い申し上げます。