282『五島列島の若者組』


1986年/33分/カラー 制作:記録映画社 
企画:国立歴史民俗博物館 プロデューサー:古川正思
脚本・監督:中村麟子 撮影:原田英昭・藤井敏貴・古川直木
照明:本橋俊男 録音:甲藤勇 音楽:長沢勝俊
ナレーション:今尾博
長崎県福江市下崎町にある若者組は時代にあわせ変わりながら
も、今なお地域社会の中で活力をもっている。古老の話、歳時
にあわせた行事と共同作業の中から、変遷と民俗をさぐる。

中村麟子【なかむら・りんこ】
1916年福岡県柳川市生まれ。日本女子大学国文学部を卒業後、東京文理大学付属教育相談部、少国民文化協会児童心理研究所勤務を経て1944年に日本映画社に入社。教育映画部で太田仁吉らに師事。1951年『しをひがり』を初演出。日映改組に伴い日映科学映画製作所に参加。『せんたく』(1952)『真空の世界』(1953)などの科学映画をはじめ、産業技術映画、文化記録映画を多数演出する。1972年にフリーとなってからは共立映画社、記録映画社などで演出を続ける。2007年まで科学放送授賞選考委員を40年近く務め、2008年には91歳で『科学映画と私〜ある女流映画監督の回想』を刊行。2009年2月28日逝去。
主な作品:しをひがり(1951)せんたく(1952)眞空の世界(1953)はえ(1954)磁気録音の話(1955)谷間の学校(1956)こどもたちの目(1957)小さな芽ばえ(1958)インダストリアル・デザイン(1959)スランプ-仕事の調子-(1960)アリナミン(1962)美しい素肌づくり(1963)リボタイド(1965)胃腸の働き(1966)更生スノータイヤ性能試験の記録(1967)明治の絵画(1968)文楽(1969)よみがえる金色堂(1970)地球と世界地図(1971)日本の書(1972)古都 奈良(1973)日本の家族計画(1975)心臓のつくりとはたらき-顕微鏡の使い方-(1976)パン工場で働く人(1978)日本の婦人像-男女平等を目指して-(1979)ゆうびんのしごとをするひと(1980)手紙の旅(1982)みんなでつくる明るいまち(1983)伝統に生きる工業 出雲和紙(1984)バスではたらく人(1985)五島列島の若者組(1986)さぎ草物語(1987)さかなやさん-うちのひとのかいもの-(1989)

科学映画と私 ある女流映画監督の回想

科学映画と私 ある女流映画監督の回想


上映協力◎東京都立日比谷図書館