11〜12月の上映予定

11月14日 (水) 20:00〜

(56) 民家の巻
日本建築の魅力に迫る4本立て(計94分)


日本の建築 すまいの伝統
1963年/19分/カラー/制作:日本映画新社/
企画:文化財保護委員会/プロデューサー:西沢豪/
脚本・監督:下村健二/監督:星山圭/脚本:加納竜一/
撮影:林田重男・津田秀夫
古代から現代へ歴史の移りかわりとともにすまいの様式も変遷した。しかし日本的な美しさは伝統として今なお息づいている。


木と家 
1973年/25分/カラー/制作:岩波映画製作所/企画:住友林業
プロデューサー:高橋宏暢/脚本・監督:羽田澄子/撮影:中谷英雄
日本は古来、木の豊富な国である。日本の木造家屋の特徴と伝統を、木という素材の美しさに焦点をあてる。日本の木造家屋には木の生命が生きている。


今井の町と民家 
1983年/21分/カラー/制作:メディアート+新日本映像/
企画:近畿日本鉄道/プロデューサー:小林真・宇田川宏光/
脚本・監督:山添哲/撮影:上岡葆史/音楽:長沢勝俊/語り:斉藤穎
奈良県橿原市今井町室町時代の末に一向宗門徒が開いた寺内町で、江戸時代には自治の進んだ商業の町として栄えた。重要文化財の民家の構造と変遷を調べながら、この町の歴史についても考える。


古民家は語る
1978年/29分/カラー/制作:世田谷を記録する会/
企画:世田谷区教育委員会/脚本・監督:浅野辰雄
昔の庶民の家…それは単なる建築物としてではなく、この家の中でどんな人が、どういう生活をしてきたか、世田谷という地域を含めた歴史の中でこの家の誕生、変遷を捉えながら古民家の解体を描く。


11月28日 (水) 20:00〜

(57) 性の巻
リクエストにお応えしての3本立て(計94分)


人間の性 
1972年/20分/カラー/制作:東映教育映画部/
プロデューサー:山内敬二/監督:大西竹二郎/脚本:村山節子/
撮影:大山年治
人間にとって性とは何か、よりよく生きようとするためには、人間の性をどうとらえ、考えたらよいか等の問題意識を投げかける。


小学生と性−子と親の相談室−
1977年/28分/カラー/制作:学研映画/
プロデューサー:原正次・石川茂樹/監督:堀川弘通/脚本:志賀登/
撮影:金子泰生
ある小学校保健室における養護教諭の小学生と親への性教育相談の実話から、性に対する子と親と先生の対話促進と理解を説く。小学生は性の悩みに小さな胸を痛めている。小学校の養護教論に対する性教育相談の実話から取材し、性に対する子と親と先生の対話促進と理解を深めたい。


性のめざめ
1972年頃/46分/カラー/制作:国映ビデオ
人間回復が叫ばれ、価値観が大きく変化している今日、セックスを取巻く状況も激動している。人間が人間らしく生きるエネルギーとして性を認識させようとしている。


12月12日 (水) 20:00〜

(58) 絵の巻
今年のラストは絵と人を見つめる3本立て(計90分)


亜欧堂田善
2000年/28分/カラー/制作:記録映画社+金山プロ
/企画:須賀川市/プロデューサー:國見保雄/
脚本・監督・撮影:金山富男/脚本・監督:榊正昭
江戸時代後期の絵師・亜欧堂田善。銅版画技法を独習し、日本初の銅版画人体解剖図を制作したり、また、遠近法など西洋画法による江戸名所風景の銅版画を描き、日本の洋風風景画の開拓者となった亜欧堂田善の画業を紹介する。


一枚の葉っぱ−小倉遊亀の世界−
1986年/22分/カラー/制作:毎日映画社
企画:滋賀県教育委員会/プロデューサー:島田剛/監督:板坂靖彦/
脚本:山崎修平/撮影:橋本肇・高橋和男・小暮忠宏
明治28年生まれの女流画家・小倉遊亀は、日本画壇の重鎮である。氏の画業にスポットをあて、今なお画境を切り開く精進の姿を描く。様々なエピソードを氏自らが語りながら、数多くの作品を紹介する。


東山魁夷の世界−旅・風景・人生−
1978年/40分/カラー/制作:シネ・ギャラリー+テレビ朝日映像
企画:集英社/プロデューサー:甲原安記/脚本・監督:竹内啓治/
撮影:黒田清己・有村弘/音楽:林光
画業50年、風景と美の遍歴の旅を続ける画家、東山魁夷。水辺から、森から、山から、白夜の街から…東山芸術の世界が、数々の名作とともによみがえる美のドキュメント。

上映協力◎東京都立日比谷図書館