187『和鋼風土記』
1970年/30分/カラー/制作:岩波映画製作所/企画:日本鉄鋼協会/
プロデューサー:高橋宏暢/脚本・監督:山内登貴夫/
撮影:浦島竜夫・西尾清/照明:松橋仁之/録音:安田哲男/
音楽:間宮芳生/解説:観世栄夫
古代から明治初期まで、わが国で必要とされた鉄鋼類のすべてを供給して
いた「たたら製鉄」。日本の鉄鋼技術の歩みがどのように今日の製鉄に結び
ついてきたのか。たたらによる昔の製鉄を実際に再現し、そのすぐれた特性
を通して今日の製鉄を考える。山内監督が著した角川選書『和鋼風土記〜
出雲のたたら師』は宮崎駿氏が熟読し『もののけ姫』の作品世界の構築に
役立ったと言われる。
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山内登貴夫【やまのうち・ときお】
東京芸大人体美学専攻卒業後、文部省文化財保護委員会勤務を経て岩波映画製作所に入社。1961年『たのしい科学 動物のちえ』を初演出。著書に『民俗の仮面』(鹿島出版会/1967)『和鋼風土記-出雲のたたら師-』(角川選書/1975)。
主な作品:たのしい科学(1961-62)トップ・ライトの電子時代(1963)テレビ医学研究講座(1964)生理的胃切除術(1967)悪性胃切除術(1968)よみがえる腸管(1969)和鋼風土記(1970)世界と結ぶ-日本の国際電気通信-(1971)流域下水道(1973)日本の鋸(1975)日本刀-宮入行平のわざ-(1976)新信濃にむすぶ-周波数変換設備の使命-(1977)21世紀へつなぐ-エネルギー源の多様化をめざして-(1979)生活史のなかの石灰(1980)炎症への挑戦(1981)冠状動脈造影法(1982)KABUKI MEDEA(1984)三菱超電導MRIシステム(1986)細胞からヒトへ(1987)たたら製鉄技術と先端技術の融合に関する調査研究(1987)出雲炭焼き日記(1988)対話する出雲の宇宙(1989)門脇俊一 パリにて(1994)中国古代製鉄史(1999)
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上映協力◎東京都立日比谷図書館