170『水のある砂漠 イラン』

1973年／36分／カラー／制作：鹿島映画／企画：鹿島建設／
企画：鹿島守之助／製作・脚本・監督：岩佐氏寿／監督補：砂川孝夫／
撮影：大野洋／音楽：冨田勲／音響効果：大野松雄／解説：城達也
昔ペルシャと呼ばれた時代から、砂漠の民は水の確保に懸命の努力
を払ってきた。この水と今日の石油とはどのように歴史的に結び合
うかを描く。

岩佐氏寿【いわさ･うじとし】
1911年京都市生まれ。東京外国語学校フランス語部中退、劇団東童を経て新協劇団文芸部へ。アルバイトで参加した映画に興味を抱き、1938年同盟通信社に入りニュース映画「映画月報」の製作に携わる。企業統合で十字屋文化映画部・日本映画社に移り1941年応召、陸軍大尉で終戦を迎える。戦後はフリーとなり『‚Ç‚Á‚±‚¢¶‚«‚Ä‚é』(1951)のシナリオに参加した後、岩波映画・東映教育映画部を拠点に記録映画や児童劇映画を多数手掛ける。1963年日本技術映画社(現･カジマビジョン)創立に参加、専務として『’´‚‘w‚Ì‚ ‚¯‚Ú‚Ì』(1969)などを製作する。日本児童文学協会員として『佐久間ダム物語』などの著書もある。1978年逝去。
主な作品：母と子の問題(1939)南部鋳造工業(1940)驀進(1946)ぬかものがたり(脚本/1949)歩く文明(1951)ひとりの母の記録(脚本/1955)五十里ダム(1956)北海道の大自然(1957)小河内ダム(1958)飛鳥美術(1959)君たちはどう生きるか(1960)津波っ子(1961)火の国-九州の人と風土-(1962)森林-北海道の国有林-(1963)渋谷デヴィターク橋(1964)高原-山下湖とその周辺-(1965)庭園(1967)超高層霞が関ビル(1968)水のある砂漠 イラン(1973)若者の季節 アルジェリア(1974)玄海にたつ巨塔(1975)

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砂川孝夫【すながわ･たかお】
鹿島映画で産業技術映画を多数演出。現在はカジマビジョン常務取締役。
主な作品：水のある砂漠 イラン(1973)アラブ縦断-燃える砂の大地-(1974)イスラムの聖地(1975)国際一貫輸送(1976)迫り来る1985年-私たちの生活とエネルギー危機-(1978)われら科学市民 これがサイエンス･サーカスだ(1979)今日も世界のどこかで-エネルギーと市民-(1980)原子力とコミュニティ(1981)平和と愛と-高齢化社会とボランティア-(1982)国技館-伝統と近代の融合を求めて-(1985)車ができるまで-トヨタ自動車をたずねて-(1987)FLY TO THE MOON-宇宙は海 光は風-(1989)キュリーのノート(2000)

上映協力◎東京都立日比谷図書館