147『ゆがんだ視線 偏見と差別』

(※写真)1973年/33分/カラー/制作:東映教育映画部/
プロデューサー:金指功・中村稔/監督:豊田敬太/脚本:酒井修/
撮影:大山年治/照明:沢田実/録音:清島竹彦/
編集:民野祐三/音楽:長沢勝俊/助監督:鈴木多聞/
出演:小池修一・橋爪達也ほか/ナレーション:宮田光
ある中学生の目を通してみたある町のひとつの事件をとりあげ、
客観的・論理的な根拠によらないで他人や他集団を誤って判断
したり、差別的態度をとることの愚かさに反省を促す。

豊田敬太【とよだ・けいた】
1912年京都市生まれ。府立桃山中学卒業後、1930年日活京都撮影所で俳優になる。新興キネマに移籍後、同社現代劇部の移転に伴い上京、俳優学校で子役の養成にあたる。1937年脚本部に異動。1942年新興の大映との合併を機に退社、昭和光音から戦時統合により理研科学映画へ。1944年応召。復員後『鉄道電化』(1950)を初監督、『段々畑の人びと』(1954)で注目を浴びる。1956年よりフリー。社会教育ドラマを得意とし、岩佐氏寿らと共に初期の東映教育映画部を支え続けた。
主な作品:鉄道電化(1950)黒い影(1951)希望の我が家(1952)段々畑の人びと(1954)明け行く海(1955)九十九里浜の子供たち(1956)煤煙の街の子どもたち(1957)切手のいらない手紙(1958)ある主婦たちの記録(1959)露地裏の灯(1960)母と子供と先生と(1961)十一人の嫁たち(1962)家庭れんらく帖(1963)嫁と姑の悪口文集(1964)夫婦というもの(1965)うるさいお姑さん(1966)主役はあなた-義理と選挙-(1967)子どもは王様ではない(1968)黙っていてはいけない(1969)運転と人生(1970)かしこい消費者から行動する消費者へ(1971)ここで子どもは育つ-家庭・学校・社会-(1972)ゆがんだ視線-偏見と差別-(1973)ただいま七十羽(1974)こんにちはお隣さん(1975)お母さんはお人よしか(1976)下町のおばちゃん先生(1978)