115『竜門の人びと』

1968年/40分/カラー/制作:桜映画社/企画:貯蓄増強中央委員会/
プロデューサー・脚本:村山英治/監督:堀内甲/撮影:三枝弘夫/
照明:松原省志郎/音楽:長沢勝俊/解説:川久保潔
和歌山県粉河町竜門地区の農民達の三代に亘る近代化の歩みを描く。
大正から昭和に至る50年のミカンの村の奮闘史で、村人が総出演で
演じ俳優は一人も登場しない。

堀内甲【ほりうち・まさる】1921〜1999
山梨県甲府市生まれ。日本大学芸術科卒業後応召、ポツダム少尉で終戦と同時に復員。1946年東宝に入社し黒澤明豊田四郎関川秀雄など、1951年退社後は亀井文夫吉村公三郎新藤兼人らの助監督をつとめる。1956年『オルガン物語』を初監督。以後は東映教育映画部、英映画社、桜映画社など各社で劇映画・記録映画を多数演出。長男は俳優の堀内正美
[主な作品] 1956:オルガン物語 1957:白鳥物語 1958:若き日の豊田佐吉 1959:六人姉妹 1960:うぐいす笛を吹く少年 1961:大空に胸を張ろうよ 1962:石ころの歌 1963:土と愛 1964:小さな目(TBS) 1965:家庭の年輪 1966:サッパと老人 1967:父と母の新婚旅行 1968:竜門の人びと 1969:若い年輪 1970:730日の青春 1971:十代の性と愛 1972:わが愛する緑の町 1973:ちどりと子供たち 1974:婦人学級 1975:This is my father 1976:続・ゆがんだ青春 1977:プロセールスマンへの道 1978:都市に生きる 1979:友情は燃えて 1980:炎よ創れ 1981:希望の船 1982:輝ける山脈 1983:東京の家族 1984:紙はよみがえる 1985:愛のある町-ボランティアの心-