109『寄席の人々―年輪の秘密シリーズ―』

1959年/18分/白黒/制作:岩波映画製作所/企画:日本鋼管
プロデューサー:小口禎三/監督:武市好古/撮影:瀬川浩/
出演:三代目三遊亭小圓朝 三遊亭朝三(前座/後の三代目円之助)
三遊亭朝之助(二つ目) 海老一染太郎・染之助(大神楽)
橘つや(下座) 柳家小ゑん(二つ目/後の立川談志) ほか
慶応元年(1865年)に建てられ、明治・大正期における寄席の様式を
今に伝える唯一の寄席「末広」(東京都日本橋人形町) の佇まいを
紹介。また落語家が弟子に稽古をつける様子や曲芸師の練習風景、
下座で三味線を弾く様子などを紹介している。

武市好古【たけいち・よしふる】
1935年徳島県生まれ。劇団四季演出部を経て、記録映画の監督、ラスベガスでショーの演出などを担当。ウディ・アレン研究の第一人者として知られる映画評論家。また、ジャズ、舞台、競馬についても造詣が深く、多数のエッセイを残している。
主な作品:寄席の人々(1959)ふたりのロッテ(1972)A Bridge to Understanding(1979)
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