080『富士山―その植物社会―』

1973年/23分/カラー/制作:記録映画社/
脚本・監督:上野耕三/プロデューサー・共同監督:古川正思/撮影:古川直木/
ナレーター:棟方宏一/指導:高橋道彦
自然界に対する認識を高めようとするもの。富士山にスバルラインが通り、
シラビソの林が枯れた。林内のバランスが崩された為らしい。植物社会の
バランスをさぐる。

上野耕三【うえの・こうぞう】
1908年長崎県諫早目代町生まれ。日本美術学校洋画科中退後プロキノ(日本プロレタリア映画連盟)に参加、1932年『労農団結餅』を初監督。1939年横浜シネマ商会に入社、日本映画社を経て1950年記録映画社を創立する。1981年逝去。
主な作品:労農団結餅(1932)和具の海女(1940)村の新地図(1950)さるくんかにくん(1957)刈干切り唄(1959)考える農業(1960)私たちの修学旅行 奈良・京都(1962)首都東京(1964)姫路城(1965)伝統工芸-わざと人-(1966)オートメーション-限りなき前進-(1968)即席ラーメン(1970)富士山-その植物社会-(1973)観察して描く(1975)城の詩(1977)