作曲家フィルモグラフィ [7] 早坂文雄
早坂文雄（はやさか・ふみお） 1914〜1955
黒澤明『七人の侍』、溝口健二『雨月物語』など、日本の映画音楽史に残る作品を手掛ける。雅楽や能にヒントを得た「汎東洋主義」的な作風は、その後の日本の現代音楽の方向性に大きな影響を与えた。
【主な映画・映像作品】*1
1939
リボンを結ぶ夫人（山本薩夫）
機関車パシハ（藤井静）
1941
馬（山本嘉次郎）
白鷺（島津保次郎）
虞美人草（中川信夫）
指導物語（熊谷久虎）
山国村（下村健二）
集団検診（中村敏郎）
1942
若い先生（佐藤武）
緑の大地（島津保次郎）
南海の花束（阿部豊）
小春狂言（青柳信雄）
母の地図（島津保次郎）
オロチョン（星野欣司）
北の同胞（坂根田鶴子）
製鉄（伊勢長之助）
逞しき前進（伊勢長之助）
1945
日本剣豪伝（滝沢英輔）
1947
四つの恋の物語（豊田四郎・成瀬巳喜男・山本嘉次郎・衣笠貞之助）
地下街二十四時間（今井正・楠田清・関川秀雄）
かけ出し時代（佐伯清）
愛よ星と共に（阿部豊）
ムクの木の話（丸山章治）
恋する妻（萩原遼）
女優（衣笠貞之助）
1948
小判鮫 第二部（衣笠貞之助）
花ひらく（市川崑）
酔いどれ天使（黒澤明）
わが愛は山の彼方に（豊田四郎）
富士山頂（佐伯清）
天の夕顔（阿部豊）
生きている画像（千葉泰樹）
虹を抱く処女（佐伯清）
1949
風の子（山本嘉次郎）
春の戯れ（山本嘉次郎）
望みなきに非ず（佐伯清）
エノケンのとび助冒険旅行（中川信夫）
野良犬（黒澤明）
1950
暁の脱走（谷口千吉）
女性対男性（佐分利信）
窓から飛び出せ（島耕二）
妻と女記者（千葉泰樹）
醜聞（黒澤明）
細雪（阿部豊）
羅生門（黒澤明）
雪夫人絵図（溝口健二）
1951
熱砂の白蘭（木村恵吾）
その人の名は云えない（杉江敏男）
白痴（黒澤明）
お遊さま（溝口健二）
月よりの母（阿部豊）
武蔵野夫人（溝口健二）
死の断崖（谷口千吉）
めし（成瀬巳喜男）
1952
長崎の歌は忘れじ（田坂具隆）
滝の白糸（野淵昶）
生きる（黒澤明）
人生劇場 第一部 青春愛欲篇（佐分利信）
上代彫刻（国立博物館／水木荘也）
1953
三太頑れっ！（井上梅次）
人生劇場 第二部 残侠風雲篇（佐分利信）
雨月物語（溝口健二）
広場の孤独（佐分利信）
1954
山椒大夫（溝口健二）
七人の侍（黒澤明）
君死に給うことなかれ（丸山誠治）
千姫（木村恵吾）
近松物語（溝口健二）
密輸船（杉江敏男）
1956
大地の侍（佐伯清）
*1:ＴＶ番組は放送局を、ＰＲ映画はクライアント名を付記しました
