IMAGE RINGS vol.38 第1回 背徳映画祭

tancho0101-02-18

vol.38 イメージリングス「背徳映画祭」


9名の作家による
めくるめく背徳の饗宴――。

2005年6月17日(金)19日(日)25日(土)26(日)
会場:下北沢 LA CAMERA 料金:各回1,000円
2005年8月19日(金)〜23日(火)
会場:大阪・PLANET Studyo PLUS ONE


▼Aプログラム 5作品
吉雄孝紀『25.5cmの』2003/VIDEO/15分
伊藤隆介『パタ、パタ』2004/VIDEO/12分
■■■■『○○○○』2005/VIDEO/28分
清水真理『聖女懐妊』2001/VIDEO/15分
しまだゆきやす『帝都、萌え。』2005/VIDEO/15分
▼Bプログラム 4作品
宮崎淳『PLASTIC TEAR』1995/16mm/5分
袴田浩之『背徳』2005/VIDEO/15分
寺嶋真里『天使の赤い臍』2004/8mm/33分
村上賢司『背徳コンクラーベ』2005/VIDEO/29分
▼Cプログラム しまだゆきやすアンソロジー
ケーフェイ〜偽の妹』1999/8mm/19分
『MIDORI』2001/8mm/12分
『妹とブルックナー』2002/8mm/12分
『ソングブック』2001/8mm/20分
『rain』2003/VIDEO/5分
『お化けトンネル』2003/VIDEO/7分
向島の女』2005/VIDEO/19分

◆下北沢にあるギャラリー<ラ・カメラ>では、時に8ミリ自主映画の上映会が開かれる。ビデオでも、DVDでもなく、正真正銘、カタカタと音を立てる8ミリ映写機を使い、セルロイドのフィルムをスクリーンに投影する。上映会の名前は<ラ・カメラ シネマ フォー・アイズ>。上映作品は大抵の場合、映像作家・山田勇男か、同じく山崎幹夫の驚くなかれ“新作”である。
◆「映画は大金をかけて作られるもの」「映画館で観るもの」と考える人にとって、そのような上映会はひどくマイナーで近寄りがたいものに思えるだろう。しかし、実は、これほどまでに贅沢な映画空間はほかにないのだ。その場では作家も観客も、世間の良識に対し、無言のうちに共犯者となる。
◆<イメージリングス 背徳映画祭>は残念ながら8ミリ映画祭ではないが、デジタルビデオならではの臨場感で“背徳の匂い”を愉しんでいただけるはずである。
(背徳映画祭プロデューサー・しまだゆきやす)