009『ひなまつり 日本人のこころ』

1986年/25分/カラー/制作:ヨネプロダクション/
企画:資生堂ビューティーサイエンス研究所/脚本・監督:杉山正美/
撮影:瀬川浩・春日友喜/音楽:難波弘之/語り:檀ふみ
平安時代から現代を貫く「日本女性の生活に根ざした美意識」をテーマ
に、庶民のひなまつり、大名のひなまつり、京風のひなまつりなど様々
な角度から『ひなまつり』をとらえてみた。

杉山正美【すぎやま・まさみ】
1926年静岡県生まれ。日本映画社撮影部を経て1951年フリーの脚本・演出に。フィルムによる医学・科学・学術・教育映像の制作を行う。1990年(株)イオス設立。http://www.ios1.jp/
[主な作品]
1958:ミクロの世界-結核菌を追って- 1960:鉤虫(こうちゅう)-十二指腸虫の生態- 1962:血液-止血とそのしくみ- 1964:生命のしくみ-生化学の進歩から- 1965:宇宙鳥 1966:ビジネスと電話 1970:ぜんそくを探る 1972:脳と潰瘍 1973:地球と生命-フラスコの中のエコロジー- 1974:グリーンエネルギー-光合成の科学- 1975:ミクロの毒針-腔腸動物の刺胞- 1976:あかり 1977:保存を考える 1978:幽玄の誕生 1979:免疫を探る 1980:甦える鉄剣 1981:コミュニケーション-その未来- 1982:いきの時代-江戸が育てた女性美- 1984:メモリー 1985:パソコンって何? 1986:ひなまつり-日本人のこころ- 1987:皮膚を科学する 1988:過敏性腸症候群 1990:癌と生体防御機構 1991:柔らかな脳-脳研究の最前線を探る- 1992:緑膿菌感染にせまる 1993:C型肝炎-ウイルスマーカーをめぐって- 1997:がん患者の服薬指導
▽『免疫を探る』(1979) 提供:科学映像館 http://www.kagakueizo.org/

010『涅槃 −雛−』

(※写真)1975年/10分/カラー/
制作:キングレコード+サンオフィス/脚本・監督:実相寺昭雄
撮影:中堀正夫(中堀政夫)/美術:池谷仙克/音楽:広瀬量平/語り:清水紘治
日本独特な芸術である雛人形を通して人間社会の業、祈願、期待を
見つめようとした。人形の発生であるひとがた、呪術用具としての
雛形が近世の雛人形に変って行く歴史をたどり、精神の形成をみる。

実相寺昭雄【じっそうじ・あきお】
実相寺昭雄とは - はてなキーワード

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011『生活と寸法 モデュラー・コーディネーション』

1962/24分/カラー/16mm/製作:東京シネマ/企画:大成建設
プロデューサー:岡田桑三(山内光)/監督:竹内信次/脚本:吉見泰/
撮影:長谷川博美/音楽:矢代秋雄/解説:城達也
規格品の大量生産は圧倒的な現代の流れ、私たちはその流れに押し
流されてばかりはいられない。私たちは求める。現代の新たな秩序
と調和、その新しい寸法調整。モデュラー・コーディネーションは
狭い敷地の狭い部屋、住まいを越え、道路計画・都市計画にも及ば
ねばならない。※東京シネマ新社HP http://TokyoCinema.net/

竹内信次【たけうち・しんじ】
1909年北海道函館市生まれ。東京帝國大学文学部入学後、1931年ドイツに旅立ちミュンヘン大学で美学を専攻し1934年帰国。築地小劇場、築地座の演出部員を経て朝日映画社に入社。戦時統合で日本映画社に移籍。1950年日映退社に伴い日映作家集団を結成し『火山三原山』(1951)を自主製作。以後は日映新社、東京シネマ、岩波映画、日本シネセル、松崎プロ、シネ・サイエンスなどで数多くの作品を発表。1975年逝去。
主な作品:家計の数学(1946)我等電気産業労働者(1947)北方の霧(1948)火山三原山(1951)新風土記-北陸-(1953)日本のうたごえ-原爆ゆるすまじ-(1954)北陸の野づら(1955)クロロマイセチン療法(1956)太陽と電波(1957)川崎重工業(1958)ガン細胞(1959)潤滑油(1960)エレクトロニクス(1961)ガソリン、生活と寸法(1962)大洋海底電線工場(1963)世界の漁網、衛星通信(1964)科学の祭典(1965)雪の都へ(1966)海の牧場(1967)海難-あなたの船は大丈夫ですか-(1969)高速道路の走行マナー(1970)よみがえる琵琶湖(1973)うずしお-下半部透明潜水艇-(1974)酵素(1976)

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※『家計の数学』収録

012『帝国ホテル 失われたライトの遺産』

1968年/29分/カラー/制作:グループ現代/
企画:帝国ホテルを守る会/脚本・監督:小泉修吉
撮影:岩永勝敏・渡辺晶/音楽:日暮雅信
アメリカの生んだ天才建築家、フランク・ロイド・ライトの代表作と
言われる帝国ホテル旧館は、多くの人々の愛惜の声にも拘わらず取り
壊されたが、それは果たして真に価値あるものであったか?ライトと
その建築の業績を知る意図によって製作された。

小泉修吉【こいずみ・しゅうきち】
(株)グループ現代 代表取締役
http://www.g-gendai.co.jp/
http://www.g-gendai.co.jp/personnel/koizumi.html


おもてなし報告↓
http://d.hatena.ne.jp/shimizu4310/20050224
オカダさんの感想(2月23日)はこちら!
http://users.ejnet.ne.jp/%7Emanuke/
『涅槃』プレスシート&感想↓
http://d.hatena.ne.jp/shimizu4310/20050223